上部内視鏡検査(胃カメラ)について

内視鏡検査のイメージ写真

一般的には胃カメラとも呼ばれます。挿入経路は経鼻と経口があり、ご希望でお選びいただけます。一般的には経鼻のほうが舌の付け根での刺激が少なく楽に検査ができます。
胃カメラをするのが不安、または過去に受けて辛かったなど検査に抵抗が強い方に関しては、ご希望により鎮静剤を使用して不安や苦痛を軽減します。

上部内視鏡検査(胃カメラ)検査が勧められる方

  • 胃が痛い
  • 喉につかえ感がある
  • 吐き気、胸やけ、胃に不快感がある
  • バリウム検査で精密な検査が必要と言われた
  • ピロリ菌の感染が疑われる
  • 黒色の便が出た
  • 40歳を過ぎたが一度も胃の検診をしたことがない など

上部内視鏡検査(胃カメラ)の流れ

検査前日まで
まず日時を予約します。その際に挿入経路の確認(経鼻あるいは経口)、鎮静剤を使用するかなどのご希望をお伺いします。
検査前日
食事制限はとくにありませんが、22時頃までに済ませるようにしてください。お飲み物についての制限はありません。
検査当日
当日の起床後から検査まではお食事は一切できません。水分に関しては水、お茶、スポーツ飲料に限り検査2時間前までお飲みになれます。常用薬に関しましては、事前にお伝えしたもののみ服用してください。
検査時
内視鏡を挿入する前に、胃内に発生している泡を除去するために消泡剤を服用します。続いて、経鼻内視鏡を受ける方は、鼻腔にゼリー状の麻酔を流し込みます。また経口内視鏡を受ける方は、咽頭麻酔をしていきます。
準備が整うと検査台の上で横になって内視鏡の挿入となります。観察のみであれば5分程度で検査は終了します(医師が必要と判断した場合は、組織を一部採取することもあります)。
検査後
鎮静剤を使用した場合は、検査後1時間ほどお休みいただきます。医師による結果説明の後ご帰宅となります。検査後は麻酔の影響で誤嚥しやすいので、指示された時間までの飲食はお控えください。
鎮静剤を使用した場合、お帰りの際、お車やバイク、自転車などの運転はできませんのでご了承ください。